君が誰も彼もの愛を独り占めしたがって
涙を流して何かを憎まずにはいられなくなるなら
その果てに誰もが君から離れたとしても
僕は決して君の傍を離れたりはしない
嫉妬して
羨んで
自分だけのものにならないならと酷い言葉を吐いても
きっと君だって傷ついてる
愛されたくて仕方なくて傷ついてる
傷ついてることが傷つけていい理由にはならない
けれど思うんだ
君に無条件で愛を与える人はいなかった
君は愛されようと泣き喚いていろんな人を傷つけた
それでも僕はね 僕だけは
君を愛したいってそう思うんだよ
ねえ 僕がいればいいだろう？
僕だけを見てろよ
君には僕がいればいい
他の誰かに愛されないことがなんだ
僕だけはずっと君を愛し続けてやる
僕だけはずっと君の味方でいる
僕だけはずっと君だけを見てる
だからもういいじゃないか
わがままはやめて休もうよ
君に必要なのは休むことで僕以外の愛を諦めることだ
僕のことは何一つ諦めなくていい
だから少しずつでいい
少しずつでいいから傷つけた人に償いをして
僕と生きてみないか
僕はいつまでも揺るがないから
どんなわがままも君のものなら赦すから
「誰よりも君を想う それこそが揺るぎない事実」

■作者メッセージ
フルーツバスケットの登場人物に思いを馳せて書いてみました。

いつも閲覧、投票ありがとうございます(^O^)/