ポエム
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私はずっと
君のヒーローになりたかった
君が困っていたら手を差し伸べて
君が泣いていたら抱きしめることが出来て
君が雨に濡れていたら傘を差せるような
君が泣いている時に勇気を与えられるような
そんなヒーローになりたかった
けれど現実は
君を支えることなんて出来ないし
君が生きていることに安堵する日々だし
携帯のロック画の恋人同士みたいな写真に毎日自爆しちゃうし
理想なんて持っても現実は厳しくて
心が折れそうになる
けれど思う
私の心が折れても君の日常は目まぐるしく続いていくし
君は変わらないのかもしれない
君のヒーローになれたとしても
ヒーローの日常なんて君は知らない方がいいのかもしれない
格好良くて頼れる存在で安心できて任せられて
そんな理想のヒーローにはなれなくても
止り木のような羽根を休める場所くらいにはなりたいな
いつかじゃなく今君を守れる存在になれたならいいのに
なんて また理想を掲げてるんだ
20/02/10 23:37更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
ヒロインになりたいとはまだまだ言えない天邪鬼

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