嘘ばかり
君が笑ってくれるならそれでよかった。
君が僕以外の誰かを好きになったって、君が笑うならそれ以上はないと思った。心からそう思っていた筈なのに。
でも違ったんだ。君は僕から離れていく。僕に見せてくれたものより素敵な笑顔をあの人に見せて。どうしてかそれが許せなかった。どうしてかそれが悲しかった。どうしてか、それが苦しかった。
だから、もういいと思ったんだ。君がいなくても平気だと、そう思い込もうとした。
でも無理だった。僕は君が好きで、君にも僕を好きでいて欲しかった。「君には傍で笑ってくれるひとがいるんだね」なんて、「それならいいんだ」なんて、そんなの嘘なんだ。本当は僕が君を笑わせたい、そう思うのに。どうして、世界は簡単に裏返ってしまうんだろう。そんなことが、僕はどうしても、許せなくて、涙が止まらなくて、もういない君に、手を伸ばしてしまうんだ。嘘つきでごめん、嘘つきで、ごめんね。僕は今でも君が好きだよ、
君が僕以外の誰かを好きになったって、君が笑うならそれ以上はないと思った。心からそう思っていた筈なのに。
でも違ったんだ。君は僕から離れていく。僕に見せてくれたものより素敵な笑顔をあの人に見せて。どうしてかそれが許せなかった。どうしてかそれが悲しかった。どうしてか、それが苦しかった。
だから、もういいと思ったんだ。君がいなくても平気だと、そう思い込もうとした。
でも無理だった。僕は君が好きで、君にも僕を好きでいて欲しかった。「君には傍で笑ってくれるひとがいるんだね」なんて、「それならいいんだ」なんて、そんなの嘘なんだ。本当は僕が君を笑わせたい、そう思うのに。どうして、世界は簡単に裏返ってしまうんだろう。そんなことが、僕はどうしても、許せなくて、涙が止まらなくて、もういない君に、手を伸ばしてしまうんだ。嘘つきでごめん、嘘つきで、ごめんね。僕は今でも君が好きだよ、