さようなら
そんな言葉が嫌いだった
またね
その方が好きだった
例え最後になるのだとしても別れなんて告げないで
嘘でもいいから またね と言って
もう会えないより
またいつか がいいよ
僕は君と永遠の別れなんて覚えたくはないよ
君のさよならは
君の嘘みたいに優しくはないんだ
君が笑うなら幾らでもおどけてみせる
けれどさよならは嫌だから
僕を泣かせないために次を約束しておくれ
君との別れを経て大人になんてなりたくはない
君との次を夢見て僕は前に進むから
さようならが本当だったとしても
優しい夢を
優しい嘘を
信じていたいんだ

■作者メッセージ
昔に書いたものを少しアレンジしてみました。

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