ポエム
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そうね、
一人で生きていくには余りにも寂しくて、生きていくなら誰かとがいいと思うのだ。人は結局は頼り頼られながらも、一人で生きていくしかないのだと、そう頭では分かっている。けれど、今更、本当に今更、私は君を失いたくないと思うのよ。君を失ったら生きてはいけない気がするの。
君はどうかな。私を失ったら寂しいと思ってくれるかな。いなくならないよ、君の傍にいる、心はずっと。大切な人は両手で足りるくらいにはいるけれど、やっぱり私は君がいい。生きていくなら君とがいいし、君を失うのは、君に会えないことより寂しいよ。空っぽになってしまう。きっともう、離れては生きてなんていけないくらい、想い合えたなら、そうでなくとも、お互いの人生に理由もなく必要だと言い切れたなら、私はもう寂しくはないし、君を寂しくもさせない。今はまだ、自分のことで精一杯で、君の力にはなれないけれど、変わっていくよ。前に進む。倒れ込んだ君を支えることは出来なくても、一緒に倒れて立ち上がって君に手を差し出したい。支え合う、なんて、ふたりにはまだ難しいから、私と君の道が出来たならいいね。違うところもあるけれど、似ているところもたくさんあるから、躓きながらでも一緒に生きてみたいな。もう少し、ちゃんと元気になって、笑えるようになったら、今度は私が君を抱きしめるから。それまで変わらずに、待っていてくれたら嬉しいな。
20/01/09 16:30更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
失いたくないな、って今はただそれだけで。失わないために出来ることはやりたいです。

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