もっともっと
伝えたいことはたくさんあるのに、うまく言葉が出てこない。君に聞いてほしいことがたくさんあるのに、聞きたいことがたくさんあるのに、話せば話す程、君は私との間に距離を感じるんじゃないかって怖くなる。ありきたりな言葉しか言えなくなる。好きを言えなくなる。君はずっと私の心を救ってくれたのに、君はそれに無自覚で自分を笑うから、私は、そうじゃないよ、って、君は君が思うよりずっと素敵な人なんだよ、って、伝えたいのにうまく言えない。私はずっと君が好きだよ。変わってない。変わらなきゃいけない日々の中でそれだけが変わらないから、君を離したくなくなる、話したくなる、けれど君の枷にだけはならないように私は今日も君との間を探している。君との間にある何かが切れないように、私はきっと明日も君を求めないように求めてしまうんだろうな。今年も君が好きでした。