私はさ
私は君が好きで、君の大切なものや大切な人を大切にしたいとは思っていて、けれど、君が私をどれ程大切に思っているかには然程興味がなかったの。君が私に、会いたいとか、声を聴きたいと思っているだなんて考えたこともなかったの。私ね、知らなかったのよ。君への想いは君が居なけれは始まることもなくて、君が居ても終わることはない。ただ恋がしたいだけなら君じゃなくてもいいんだもの。けどね、違った。君じゃなくてもいい理由が一つも思い浮かばないくらいに、私は君じゃなければ意味がない。君が私をどんな風に大切にしてくれても、私は私なりに君を好きでいることしか出来ないけれど。自分の中で完結させた気になっていた恋がね、君の些細な一言でどうしようもないくらい始まっていることを知った。
私ね、君に伝えたいことがたくさんあるの。
ねえ、まだ好きでいてもいいですか。なんて、答えがなくても好きでいる。君だけがいつだって愛おしいから。
私ね、君に伝えたいことがたくさんあるの。
ねえ、まだ好きでいてもいいですか。なんて、答えがなくても好きでいる。君だけがいつだって愛おしいから。