君の幸せばかりを
君の優しさを、柔らかな笑い方を、言葉を、優しい目元を、思い出しては、ひとりで切なくなる。会えなくても大丈夫、繋がっていれば心は寂しくない、なんて強がりが私を弱くする。君の写真を見ると弱くなるから見ないようにしているの。本当は、君はずっと優しくて、私だけに優しいわけじゃないから好きで、会いたいと言ってしまえば終わる気がした。君の隣にいたいのか、斜め後ろにいたいのかが分からない。けれど分かることは、前にはいけないしいくこともないのだということ。私はいつでも君を想っている癖に、肝心な事には気がつけずにいる。私は君で溢れそうなのに、君は私で溢れることはない。だから寂しい。寂しくていい。苦しくていい。寂しさや苦しさのない恋はきっともう恋じゃないから。素直になることで君を傷つけてしまうなら、或いは、素直にならないことで君を追い詰めてしまうなら。
私はずっとこのままでいい。自己犠牲みたいな自己満足を抱えて、夜を抱いていたい。いつかじゃなく、今君を抱きしめられたならいいのに。君の心を抱きしめられる私であれたならいいのに。
私の願いはいつもひとつだけで、そのひとつを叶えるために、君を好きなのかもしれない。「君が幸せでありますように。」と、君の幸せばかりを願っている。
私はずっとこのままでいい。自己犠牲みたいな自己満足を抱えて、夜を抱いていたい。いつかじゃなく、今君を抱きしめられたならいいのに。君の心を抱きしめられる私であれたならいいのに。
私の願いはいつもひとつだけで、そのひとつを叶えるために、君を好きなのかもしれない。「君が幸せでありますように。」と、君の幸せばかりを願っている。