ポエム
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朝と夜
何も怖がることなんてないよ。
朝は眩しくて夜は冷たく映るのかもしれない。けれど大丈夫だよ。朝も夜も、決してあなたの敵ではないから。ただ巡ってくるだけだから。朝が怖くて眠れないのなら、夜通し電話をしようか。夜が怖くて寂しくなるのなら、夜が更けるまで手を繋いでいよう。こんな世界に、寂しさばかりが膨らむのは余りに切ないから、ほんの少しの寂しさと、零れないくらいの愛情をあげる。太陽もお月様も、見方を変えればきっと優しく映るから。心を照らす灯りになるから。約束する。誰があなたを嫌おうとも疎んじようとも、あなたを愛してくれる人がきっといることを。だから怖がらずに少し空を見上げてみよう。限りなく綺麗な空が心を癒してくれるから。
19/10/13 18:06更新 / 雨月 涙空



談話室



■作者メッセージ
朝と夜の詩。

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