ひぐらし
朝と夜をまちがえて
独り鳴く泣く
からからと
つないだ手
どちらからか
汗ばんで
恥ずかしくって
離した月夜
もう二度と
触れることはない
短いときを
あなたのために
捧げたの
わざとひとり
目立って
鳴いていたかった
あなたに見つけてもらう為
また来年、と
あいさつがわりの
悲しい約束
独り鳴く泣く
からからと
つないだ手
どちらからか
汗ばんで
恥ずかしくって
離した月夜
もう二度と
触れることはない
短いときを
あなたのために
捧げたの
わざとひとり
目立って
鳴いていたかった
あなたに見つけてもらう為
また来年、と
あいさつがわりの
悲しい約束