果実
葉脈をなぞる
動き出す太陽に
黙祷を捧げる
眩しさで潰れた目に
絆創膏を貼ってくれた猫は
三日月のように
にっこりと笑った
救えない業を廃棄して
僕は ボク と名乗る
目を凝らしても
顔を近づけても
見えない ボク
現実は無実だ
無実は切実で
切実なのは真実だ
真実の果実は ほら、
君のあたまのうえ
動き出す太陽に
黙祷を捧げる
眩しさで潰れた目に
絆創膏を貼ってくれた猫は
三日月のように
にっこりと笑った
救えない業を廃棄して
僕は ボク と名乗る
目を凝らしても
顔を近づけても
見えない ボク
現実は無実だ
無実は切実で
切実なのは真実だ
真実の果実は ほら、
君のあたまのうえ