ポエム
[TOP]
花がある街
その色を聞くと思い出す
その花は
初夏の風と共にやってくる

その色を見ると思い出す
その花は
街の景色をガラリと変える

この季節になると
思い出す人がいる
その花を見て
思い出す人がいる

私は決まって
その人を運んできた
あの快速電車を思い出す
そのホームを思い浮かべる

どんな想いで
どんな顔して
私の元へやってきたのだろう

同じように私は思い返す
どんな想いで
どんな顔して
その人を待ちわびていたのだろうか

…たぶん同じ顔してる
20/09/13 15:16更新 / 宇宙



談話室



■作者メッセージ
夏って暑くてうわーって思うけど、終わるとなるとなんか寂しい気持ちになります。

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c