いつのまにか
沸き上がる
この黒いもの

この感情は
果たして
どこからやってくるのか

しばらく居座る
その黒いものは
もくもくと
大きくなっていく

そして
こんな自分は
ダメだと落ち込む

何とかしなければ
この黒いもくもくを
振り払わなければと
やっきになっては
それが出来なくて
また落ち込む

繰り返し
繰り返し
同じことの繰り返し

でも
ふと思いつく

これ
いつのまにか
消えてる気がする

だんだん
もくもくは
薄くなって
あたり一面の視界が
クリアになっていく

そうだ
焦らなくていい

この黒いもくもくも私
そう認めてしまえばいい

自分の気持ちに
正直に
身を委ねることも
時には必要だ

いつだって
自分は
自分でしかないのだから

■作者メッセージ
突然襲いかかる負の感情について考えてみました。
人間なるようにしかなりませんね。
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