夕鏡
他愛無い 頑是も無い 色も無い
溶ける様なギリギリの深み その淵で
自分の姿をした何かと見詰め合う
鏡に向かって喋ったとして
理解はされる 全て重なり合う
けれども決して 満たされる事は無い
皮肉だね 心の痛みが求めた安心は
言い換えてしまえば退屈の似姿だなんて
欲しがったモノが 捨てたくなる程
私の手では持て余すだけのモノだなんて
皮肉だね 生に焦がれ求めた幸福は
言い換えてしまえば死に焦がれだなんて
手に入れて終えたモノが 鋭く尖る
私の生死を突き刺すだけのモノだなんて
他愛無い 頑是も無い 色も無い
混ざり解け合って曖昧な 誰ソ彼時に
私に向かって問い掛ける鏡の私
溶ける様なギリギリの深み その淵で
自分の姿をした何かと見詰め合う
鏡に向かって喋ったとして
理解はされる 全て重なり合う
けれども決して 満たされる事は無い
皮肉だね 心の痛みが求めた安心は
言い換えてしまえば退屈の似姿だなんて
欲しがったモノが 捨てたくなる程
私の手では持て余すだけのモノだなんて
皮肉だね 生に焦がれ求めた幸福は
言い換えてしまえば死に焦がれだなんて
手に入れて終えたモノが 鋭く尖る
私の生死を突き刺すだけのモノだなんて
他愛無い 頑是も無い 色も無い
混ざり解け合って曖昧な 誰ソ彼時に
私に向かって問い掛ける鏡の私