私は生きていたよ 生きようとしていた

でも 簡単だと思っていたそれがずっと

私にはどうしても 今も分からないままだよ

無邪気な日常が いつしか虚ろな日常に

あの頃の私が 今の私を見たらきっと思う

こうなりたくないって あんなのは嫌だって

可哀想だね キミはいずれ私に成って終う

そう在りたいって思ってたキミは 死んで終う

キミは生きていた 生きようとしていたよ

抱き締めていたかったな そんな幼気な心を

生きようとして 少しずつ死んでいった健気を

キミはきっと正しかった 残酷だっただけで

キミはきっと優しかった 無知だっただけで

キミはきっと キミはきっと 私はきっと

在の頃 生きていたよ 生きようとしていたよ

■作者メッセージ
昔の自分を忘れる事は、昔の自分を殺す事
そういう人ほど多分、今の自分を許せてない