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廣瀬には謂わゆるセフレがいた。
1年前に飲み会にいた沖縄出身の男だ。
男は顔立ちも良くて、面白いことも良く話す。
飲み会のあと、2人で落ち合いそういう関係になった。
セックスは言ってしまえばとにかく下手で、
部屋は死ぬ程汚くて、
会いたいと言ってくる時は、ほぼ毎回酔ってる時だった。
もう会いたくないと何度も思ったが、
2留して出会いもなかった廣瀬にとっては、
心にも身体にも必要な存在になっていた。
彼も同じく2留していたのだ。
承認欲求と性欲を満たすためだけの男は、
無駄に優しく、容姿や内面を褒めて、
廣瀬を困惑させた。
つい先日、廣瀬は電話で男に打ち明けた。
「なんで一緒にいるのか分からない」
男はひたすら優しく、言い方を変えれば悪役になるのを必死に避けるように、
理由を話した。
そして、卒業まで一緒にいたいと言った。
廣瀬はまた、男を承認欲求のために使ったのだと気づいた。
生理が来て、また終わる頃にはまた2人で会っているのだろう。
生理が来ればの話だが…
1年前に飲み会にいた沖縄出身の男だ。
男は顔立ちも良くて、面白いことも良く話す。
飲み会のあと、2人で落ち合いそういう関係になった。
セックスは言ってしまえばとにかく下手で、
部屋は死ぬ程汚くて、
会いたいと言ってくる時は、ほぼ毎回酔ってる時だった。
もう会いたくないと何度も思ったが、
2留して出会いもなかった廣瀬にとっては、
心にも身体にも必要な存在になっていた。
彼も同じく2留していたのだ。
承認欲求と性欲を満たすためだけの男は、
無駄に優しく、容姿や内面を褒めて、
廣瀬を困惑させた。
つい先日、廣瀬は電話で男に打ち明けた。
「なんで一緒にいるのか分からない」
男はひたすら優しく、言い方を変えれば悪役になるのを必死に避けるように、
理由を話した。
そして、卒業まで一緒にいたいと言った。
廣瀬はまた、男を承認欲求のために使ったのだと気づいた。
生理が来て、また終わる頃にはまた2人で会っているのだろう。
生理が来ればの話だが…