ポエム
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《過去》

どんな自分だって受け入れようと、もがく度に誰かの言葉に溺れていた。
自分以外の全てが正しい世界の中で、私はなにを探していたのだろう。
白紙に滲む透明な想いが、ぐしゃぐしゃになりながら、私の答えに耳を澄ましている。


夜、泣きたくなるのは、温かい涙にこう言われたいがため。「大丈夫、此処に私はいるから」と。過去と繋げて、鎖に繋げて、意識せずとも瞳は後ろ向きになる。過去のツイートも涙と同じことを言ってる気がした。


海に行く夢を見る。細い橋を渡って、高台から青の飽和した空を見る。足下には海が私を待っていた。
水面の裏側には夢の様な世界が広がっているのだろうね。




《夜は永遠に似ている》

ちゃんと誰かと向き合ったり、ちゃんと自分と向き合って、知らない間に答えを出してた。だから、夜はそろそろ終わる筈。

でもまだ彷徨いたがる自分もいて、探し出した道に不満を抱きたがる自分もいる。故に苦しみは尽きず、葛藤は続く。

その答えに私は少し安心している。

そして夜は「永遠」に似ている。
17/01/11 00:42更新 /



談話室



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