エサヌカの地で
いつからだろう
地平線を見てみたいと思い始めたのは
コンクリの林に囲まれてからだろうか
空が窮屈だと感じてからだろうか
とにかく 何もない があるところへ
そう思い車を走らせた
暦は初夏
この地ではやっと桜が色づき始めた
ただただ一本の道がまっすぐに伸びている
両側に薄づき緑の草原が広がる
風がゴオゴオ強く吹き抜ける
雲が青空を滑るように走っていく
受け取れる情報量は少ないが
いつもより意識が広がってゆく
鹿の群れが道路を横切っていった
力強い足音で
平坦に続く道の終点を見ると
アスファルトの蜃気楼で地平線が揺らめいていた
地平線を見てみたいと思い始めたのは
コンクリの林に囲まれてからだろうか
空が窮屈だと感じてからだろうか
とにかく 何もない があるところへ
そう思い車を走らせた
暦は初夏
この地ではやっと桜が色づき始めた
ただただ一本の道がまっすぐに伸びている
両側に薄づき緑の草原が広がる
風がゴオゴオ強く吹き抜ける
雲が青空を滑るように走っていく
受け取れる情報量は少ないが
いつもより意識が広がってゆく
鹿の群れが道路を横切っていった
力強い足音で
平坦に続く道の終点を見ると
アスファルトの蜃気楼で地平線が揺らめいていた