【短歌】男乃道
「男乃道」
誰か死ぬたび平成が終わったと言われて飽きる平成の終わり
九千円たしかにあって受け取ってけれどもごまかされてる感じ
レシートはいろいろ書いてあるねえとひらひらさせるゴミ箱の上
理想郷 生寿司(2割引)のあとヨーグルト(58円)もある
そんなのがいくらでもでてくるんでしょピアノと管楽器の二重奏
ぐきぐきに曲がった松の枝振りの「でや」とテニスの球を打つ人
トラックに「男乃道」と書いてあるオレと関係なさそうな道
電線にとまるだなんてできる気がしない スズメに生まれたくない
天空の城に住んだらゴミのような人を見下ろし泣く日もあろう
霊になり歩く自分と仮定して暮れた地面に空を見上げる
誰か死ぬたび平成が終わったと言われて飽きる平成の終わり
九千円たしかにあって受け取ってけれどもごまかされてる感じ
レシートはいろいろ書いてあるねえとひらひらさせるゴミ箱の上
理想郷 生寿司(2割引)のあとヨーグルト(58円)もある
そんなのがいくらでもでてくるんでしょピアノと管楽器の二重奏
ぐきぐきに曲がった松の枝振りの「でや」とテニスの球を打つ人
トラックに「男乃道」と書いてあるオレと関係なさそうな道
電線にとまるだなんてできる気がしない スズメに生まれたくない
天空の城に住んだらゴミのような人を見下ろし泣く日もあろう
霊になり歩く自分と仮定して暮れた地面に空を見上げる