【短歌】小学校とカズヨシの思い出
カナコちゃんと歩いていたらテッペイにからかわれたな黄色い校門
馬跳びは馬がいくらかマシだった他人の両手を押しつけられて
白ずくめになって給食当番をしているオレはよい子だったか
われながらひどく悲しい捨て台詞「漢字あんまり書けないくせに」
給食の時間に忘れた宿題をさせた教師の黒田 うらむよ
真剣に話していても嘘っぽい人がいるんだカズヨシもそう
カズヨシの頭を何度も叩いたな理科の磁石の授業のときに
いじめれば嘘っぽく泣くカズヨシのピギャーッピギャーッ涙がおちる
カズヨシの家には一度だけ行ってたしか入れてはもらえなかった
カズヨシの名字をオレは忘れたよカズヨシだったかどうかも不安