背くらべ
自分が勝ち組なのか、負け組なのか
前の男性を見ては負け組だと焦燥し
後ろの女性を振り返っては勝ち組だと安堵することの繰り返し
他人がほんの少しでも自分の持っていないモノを持っているだけで
暖かな春の日にも冷たい北風が心に吹き込んでくる
他人が決めた勝ち負けなんて本当は何の価値もないことを
誰もが心の底ではわかっているけれど
誰かと比べることでしか自分の存在を確かめる術(すべ)がわからずにいる
どこまでが勝ち組で、どこからが負け組なのかの境界(ライン)なんて
実は誰ひとりとして知らないはずなのに
誰かにつくりだされた真実(まぼろし)の中で生きていく
たとえ世間では自分が負け組と呼ばれていたとしても
幸せの尺度は人それぞれで、自分が幸せだと気付いていればいいだけのこと
それでも人は欲しがってしまう
もっともっと欲しがってしまう
いつまでもいつまでも終わらない背くらべ
もちろんわかっている
辛いことや苦しいこともたくさんあるのかもしれない
時には逃げることも正義
だけど苦しみから逃げ続けていても
自分が求める幸せにはずっと辿りつけない
生きることは自分を誰かと比べることじゃない
もがきながらでも自分の信じる未来へと歩き続けること
前の男性を見ては負け組だと焦燥し
後ろの女性を振り返っては勝ち組だと安堵することの繰り返し
他人がほんの少しでも自分の持っていないモノを持っているだけで
暖かな春の日にも冷たい北風が心に吹き込んでくる
他人が決めた勝ち負けなんて本当は何の価値もないことを
誰もが心の底ではわかっているけれど
誰かと比べることでしか自分の存在を確かめる術(すべ)がわからずにいる
どこまでが勝ち組で、どこからが負け組なのかの境界(ライン)なんて
実は誰ひとりとして知らないはずなのに
誰かにつくりだされた真実(まぼろし)の中で生きていく
たとえ世間では自分が負け組と呼ばれていたとしても
幸せの尺度は人それぞれで、自分が幸せだと気付いていればいいだけのこと
それでも人は欲しがってしまう
もっともっと欲しがってしまう
いつまでもいつまでも終わらない背くらべ
もちろんわかっている
辛いことや苦しいこともたくさんあるのかもしれない
時には逃げることも正義
だけど苦しみから逃げ続けていても
自分が求める幸せにはずっと辿りつけない
生きることは自分を誰かと比べることじゃない
もがきながらでも自分の信じる未来へと歩き続けること