ポエム
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珈琲屋
雨の音、
なかなか明けない梅雨。

今日の雨はどんな想いを運んでくるだろう。

雨の隙間から微かにジャスの音が流れてくる。

みんなが憩っているカフェからか。

大切な人が亡くなった悲しみを今
抱えてる。

一人でもそのジャズカフェで
温かいコーヒーを飲んで
気持ちが癒されてくれたら。

大きな存在だった俳優の死。
大好きだった出演作。

今日はどんなコーヒーにしますか?
少し甘苦い深みのあるアロマリッチコーヒーにしましょうか?

あなたの痛みを癒します。
花言葉であるエキナセアが店内に飾られ
優しい音色が人々を包む。

生きていく中で避けられない悲しみ。死の現実。
それに直面した時、少しでもやわらかくクッションを当ててくれるのは
ジャズのかかったぬくもりのある店内。

今日もしとしと降る雨の中、濡れた傘を折り畳んで
お客様が入ってくる。
あのかたはどんな想いと共にコーヒーを頼むのでしょうか。。
ステキなひと時を、どうぞ味わってください。
20/07/24 10:04更新 / こみやび花穂



談話室



■作者メッセージ
珈琲屋の店主になった気分で書きました。
こんなお店に通いたいです。
三浦春馬さんの死、受け止めきれませんが、
出演作である映画を観に行き
元気な姿を心に残しておきたいです。

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