夜明けの前に
手紙を書こう

相手が誰なのかも分からずに
ただただ見えない相手に
思いをぶつけよう
私はこんなに頑張ってる
どうしてこんなに眠いの
寝ても寝ても
疲れて疲れて
ぐったりしてしまうのよ

夜明けの前に
歌を歌おう

皆が寝静まっているから
窓をすべて閉じて
だから思いっきり大きな声で歌おう
あなたは頑張ってるよ
だから表情が明るくなってきた
ほら、日の出の光が顔を照らして
今日の1日に明るい想いを馳せるの

夜明けの前に
勉強だって？
仕事でもないのに
どうして勉強なんかをしなくちゃいけないの
だからあなたは
好きなのよ
勉強が好き
だったら家だって夜明け前だって関係ない
好きな時に好きなことをしようと言われて
勉強を始めるのは
決しておバカなことではない
誇り高き趣味とでも言えるように
毎日楽しく行うことが大切なの

好きなことを好きな時にできる
でもそれは、健康でないとできない
眠ってしまっては何もできないから
だから夜明け前
まだ生命が活動を始めるその前に
こっそり起きて
大好きなことをしてみようって思ったの

そうすればあなたは夜明けが大好きになる
なぜならそれは、あなただけの時間が
いつだってあるって知れることだから