ポエム
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朝日と共に旅をする
朝日が昇る。
沈む。
月が昇る。
沈む。
朝日がまた昇る。

その繰り返しを
地球はその繰り返し

軌道の中をくぐり進んでゆく。
ずっと同じ軌道にいることはできないけど
もしそれが叶うなら
人は世界を一周できるだろう

日本。アメリカ。ヨーロッパ。中国。砂漠。氷の世界。
世界は上にも下にも
左にも右にも
どこまでも続いてとても広い、
終わることのない旅は
どこまで続くのだろう

太陽が沈んだ時
反対側が明るいなら

気分が沈んだ時
どこかの人は
幾分気分がよく鼻歌を歌っているだろう

泣いている時
どこかの国の住人は
笑顔でお酒を乾杯しているだろう

まためずらしく大笑いしている時
どこかの誰かは
大きな爆発音に怯えているだろう

その世界のどこにいても
同じく時は過ぎていて
朝がきて
夜が来る。

住んでいる場所、時代、選べないからこそ
その今を生きる価値がある。
違う場所に住む誰かを
心から愛すること。
できないようで
実は簡単なこと。
世界のどこにいても
人間であるお互いを
見えない誰かを
尊いと思うことができるなら、
世界はいつまでも幸せになれる希望をもつ。
20/05/04 20:28更新 / こみやび花穂



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