ポエム
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ある日の階段で
階段を登っていた
光が差した
空は見えないが眩しさが視界を支配した

その時声が聞こえたんだ
あなたは大丈夫だよと。
がんばれと。

不安に駆られてた瞬間だったから
もう階段で気を失って後ろに倒れてしまいそうだったから

何かわからない誰かからの
そのメッセージ
心からキャッチした

すると視界はやがて
開けてきて
階段を登り切ったのか
青空が広がった

一歩一歩を踏みしめる感覚が
大きくなったような気がした

そうだ
私は歩いている
わたしという人生を歩いているんだ
大股で歩かなくてもいい
走って二段飛ばしで階段を登らなくてもいい
一段一段登って
平坦な道、坂道、下り道、
一歩一歩踏みしめていこう
21/12/29 05:11更新 / こみやび花穂



談話室



■作者メッセージ
頭にふと浮かんだ空想の物語です。
焦らず、ゆっくり、どこまでも進む。
それが実は一番近道だったり。

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