ポエム
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冬の夜
冬の夜
二人で歩いた住宅街の道
粉雪が降ってきた
君は微笑んで
手のひらを差し出す

僕らは昔からこうやって一緒に過ごしてきた
過ぎていく時間の中で
いつの間にかそれは恋になっていた
いろいろあって僕らは離れ離れになったが
再会して今こうしている

冷たいねと言って君は笑う
僕らは家に向かって歩いた
君が少し先を歩く
そういうところは昔と変わっていない
君と過ごした全ての日々が蘇る

空は雲に覆われている
街灯の明かりが眩しく感じた
駐車場には雪が積もっている
風が吹くと粉雪が舞う
僕らは手を繋いだ
21/12/22 21:21更新 / Eigen



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