ポエム
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人の有るべきとは(風刺/心情)
人 神に非ず

故にその如く傲(おご)るべからず

人 獣に非ず

故にその如く貪(むさぼ)ることなかれ

人の有るべき それすなわち調和なり

調和の防人(もりびと)足る者こそ人なり

我ら その使命忘るるべからず

人のみが火を持ち 人のみが知を持つ

そのメギドの火 自然を支配するものならず

その神託(しんたく)の知 自然を破壊するものならず

人 それを知り 顧(かえり)みよ

さすれば その使命忘れず
19/12/30 18:34更新 / 椛島康介



談話室



■作者メッセージ
以下、ウルグアイ首相ホセ・ムヒカ氏のスピーチより引用(2012.国連持続可能な開発会議)

「今日の午後ずっと、私達は[持続可能な発展]と[膨大な数の貧困対策]を話し合ってきました。
けれど、私達の本音は何でしょう?今の発展を続けることが、本当に豊かなのでしょうか?
質問させてください。もしドイツ人が一家族毎に持っている程の車を、インド人もまた持つとしたら、
この地球はどうなってしまうのでしょう?私達が呼吸出来る酸素は、残されるのでしょうか。
もっとハッキリ言いましょう。例えば、最も裕福な西側諸国と同じ様なレベルで、70億、80億の人々に、
消費と浪費が許されるとしたら、それを支えるだけの資源が今の世界に有るのでしょうか。
それは、可能なのでしょうか?それとも別の議論が必要ですか?今のこの文明をつくったのは私たちです。
私達は市場と言う競争社会から、文明と言う落とし子を生み出し、物質面での驚異的な進歩をもたらしました。そして市場経済は市場社会をつくり出し、それを社会規模で拡大してしまいました。
いわゆるグローバリズムです。そのグローバリズムを、私達はコントロール出来ていますか?
逆にコントロールされてはいないでしょうか?こんな残酷な競争で成り立つ社会で、
[皆で社会を良くしていこう]なんて議論が本当に出来るのでしょうか?私達は本当に、
仲間なのですか?(中略)我々が今挑戦しようとする目の前の巨大な困難は、決して環境問題ではなく、
明らかに政治の問題なのです。人類は今、消費社会をコントロール出来ていない!逆に人類の方が、
その強大な力に支配されているのです。我々は、発展するためにこの地球上にやって来たのではありません。幸せになるためにやって来たのです。ー」

皆さんも人はどうあるべきか、今一度考えてみませんか?

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