ポエム
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自殺、眼下、骸(口語詩・狂い詩・創作)
今こそ神判の刻(とき)

貴様は貴様自身に失望した

その命の何たるとして今を生きる

自身にそう問い 自ら死を選び

何を起こそうにも元の木阿弥(もくあみ)

気づく眼下には 虚空

その生産性のなさに 気づく


貴様はなぜ笑う

その笑いに屠(ほふ)られ

散った者達の嘆きも知らずに

嗚呼(ああ) 知らんだろうさ

知らずとも良い その方が楽だろう

散った者達と今の貴様はパラレルな存在

その嘆きに耳を傾け 

精々悔いて死ね

その者達は決して貴様を許しはしない

なればこそ死ね 

そして生ける者達の笑いでも取って見せろ

彼らは 死を笑うのだから



 




20/01/17 21:42更新 / 椛島康介



談話室



■作者メッセージ
他者を冒涜する行為は、極刑にも値する卑劣な行為です。
自ら撒いた笑いと言葉に、傷つき、悲しんでいる人はいませんか?

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