白息(実体験)
閑散(かんさん)たる白き部屋
永き熟寝(うまい)のそ人
さらさら愛しい
口元より出でる白息
その弱きところに
我死脈を見ん
人の性(さが) すなわち死なり
定めと知らなば受け入れ難し
最期の晩餐
彼の絵の如く美しく非(あら)ず
懐かしき手作り ただ君と食(は)もう
君の命絶えん刻(とき)
安らかなるその面(おもて)に我安堵せん
我はにかみ 一人泪(なみだ)落としはりべぬ
永き熟寝(うまい)のそ人
さらさら愛しい
口元より出でる白息
その弱きところに
我死脈を見ん
人の性(さが) すなわち死なり
定めと知らなば受け入れ難し
最期の晩餐
彼の絵の如く美しく非(あら)ず
懐かしき手作り ただ君と食(は)もう
君の命絶えん刻(とき)
安らかなるその面(おもて)に我安堵せん
我はにかみ 一人泪(なみだ)落としはりべぬ