皆　幸せになりたい
　
皆　誰かを幸せにしたい

幸せになるために　発展を目指して

幸せにするために　自らを閉ざして

技術の隆興は　各々の人格も変えた

ヒューマニティーを　殺した

そして　マイノリティーを　殺した

全部元の木阿弥

なぜ

なぜ幸せになるには　発展しなければならないの

なぜ幸せにするには　己が人格をも　殺さなければいけないの

本当に発展し続けることが　幸せなの


皆　時間を絶対的に捉えてる

本当は　相対的なモノなのに

皆　合理主義の権化（ごんげ）になった

倫理は　どこに消えたの

イノチは　自分の物なのに

僕らは　阿世（あせい）の傀儡（かいらい）じゃない

本当の幸福を見つけよう

自分の幸福を見つけよう

発展と幸福は　等価じゃない

■作者メッセージ
産業革命を発端に、多くの技術革新を経た今日この頃。
皆さんは　今をどう生きますか？
１８世紀から始まった工場制労働の隆興は、人々というRANを媒介に急速に広まりました。そしてその人格、ヒューマニティー、マイノリティーは、時間という概念の相対性に比例するかのように、損なわれていきました。
曲学阿世なんて言葉もありますが、我々は知らずの間に阿世の傀儡にされていることも多々あります。それを見抜き、今後の発展や自身の人格の変容について、どれだけ真剣に向き合えるのか、それが今後の社会では大切だと思います。