大学４年の冬、君からさいごの連絡
が来た。就職が上手く行かないと。
冬だったから、就職はムリかなぁっ
と心の奥で思った。

中学、高校と６年間たくさん遊んで
たくさん、笑った。２人でよく、
天皇家をディスる遊びをしてたね。

彼女は転勤族で、私の実家も
引っ越したから、連絡先も
分からなくなった。

どうしてるかな？と思ってたら、
人づてに彼女は法学部だったから
司法書士の試験に受かって、
司法書士になったと聞いた。
就職できなくて良かったんだね。
人の何倍も努力家の彼女だったから
その努力を想い「よく頑張ったね」
涙が止まらなかった。

今でも進学でお別れする時、
目を真っ赤に腫らしていた君の顔を
思い出すよ。

君の成功を聞いて、私も目標が
できたよ。志は高い方がいい。
そのための努力なら惜しまない。
何かを成し遂げる強い意思を
持って。