ポエム
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生を受けたその日より
計らずも言の葉に定められ
その意味を解する事無く
刻を流れてきた

歳を重ねて尚
虚ろに響く言の葉に
何も見出せず
俺はこんなにも俺であるのに
誰かの言の葉に
生涯縛られゆくのだろう
そう諦観していた

あの日君に出逢うまで

俺は俺が誰だって構わない
俺は俺の名なんて知らない
けれど君が
君の呼ぶ声が俺の名を決めるんだ
それ以外に意味なんて無い
意味なんていらない

今日も君の声が聞こえる
俺を呼ぶ君の声が

言の葉に
魂は宿り
俺は俺の名を知る
君の呼ぶ
俺の名を
18/04/29 19:23更新 /



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