黒い波
繰り返し足元に流れてくる波
ふと遠くのほう それは膨大で深刻な闇
わたしの目は「それ」に釘付けにされた
体中が「それ」に支配されるよう
でもこの足は一歩も動こうとはしない
後ろにも前にも
「闇の深海」とでも呼ぼうか
脳の奥まで黒い波
鼓膜をふるわせるような黒い波
心臓の鳴き声 体中の血液が重々と
「あの黒い波」永遠と
この体は鎖につながれて
そのうち溺れ死にゆくのだろう
ふと遠くのほう それは膨大で深刻な闇
わたしの目は「それ」に釘付けにされた
体中が「それ」に支配されるよう
でもこの足は一歩も動こうとはしない
後ろにも前にも
「闇の深海」とでも呼ぼうか
脳の奥まで黒い波
鼓膜をふるわせるような黒い波
心臓の鳴き声 体中の血液が重々と
「あの黒い波」永遠と
この体は鎖につながれて
そのうち溺れ死にゆくのだろう
23/10/05 18:36更新 / 霜花