黒い波
繰り返し足元に流れてくる波
ふと遠くのほう それは膨大で深刻な闇
わたしの目は「それ」に釘付けにされた
体中が「それ」に支配されるよう
でもこの足は一歩も動こうとはしない
後ろにも前にも
「闇の深海」とでも呼ぼうか
脳の奥まで黒い波
鼓膜をふるわせるような黒い波
心臓の鳴き声 体中の血液が重々と
「あの黒い波」永遠と
この体は鎖につながれて
そのうち溺れ死にゆくのだろう
ふと遠くのほう それは膨大で深刻な闇
わたしの目は「それ」に釘付けにされた
体中が「それ」に支配されるよう
でもこの足は一歩も動こうとはしない
後ろにも前にも
「闇の深海」とでも呼ぼうか
脳の奥まで黒い波
鼓膜をふるわせるような黒い波
心臓の鳴き声 体中の血液が重々と
「あの黒い波」永遠と
この体は鎖につながれて
そのうち溺れ死にゆくのだろう