夏の影
ゆめの中にいるみたいで
なにもかもが価値のない ただそこにあるだけのちっぽけなもの
その中で一人、ポツンと空間に浮いている様
と、またあの時と同じ感覚が戻ってきた
それ、がわたしを完全にむしばんでいく前にと、急いで
外へ出た
夏なのに異様に涼しくて 太陽はあるはずなのに
なぜか薄暗い
せみが遠くで
雷が遠くで
電線が風にうなされて
泣いている
そして地面も わたしも
みんな泣いている
今日が31日だからでしょうか
今日がこの夏最後の満月、スーパーブルームーンだからでしょうか
小さな雨が降ってきた
霧のような心
夏の影
なにもかもが価値のない ただそこにあるだけのちっぽけなもの
その中で一人、ポツンと空間に浮いている様
と、またあの時と同じ感覚が戻ってきた
それ、がわたしを完全にむしばんでいく前にと、急いで
外へ出た
夏なのに異様に涼しくて 太陽はあるはずなのに
なぜか薄暗い
せみが遠くで
雷が遠くで
電線が風にうなされて
泣いている
そして地面も わたしも
みんな泣いている
今日が31日だからでしょうか
今日がこの夏最後の満月、スーパーブルームーンだからでしょうか
小さな雨が降ってきた
霧のような心
夏の影