ポエム
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夕闇に潜んで
日が傾くと少しだけ
少しだけど風が冷たくなって
柔らかな気持ちはそのまま
歩道歩くたびについてくる

初めて出会ったかのような
初々しさとでも語っておくよ
下りた前髪は今までの
厳しさを溶かし始めている

よく聞いて
気をつけてごらんよ
何ともないふりで
至近距離
ほんのわずかに触れる
思いも指先も
最早恋愛感染 鎖骨感染

悪い病気にかかったでも
騙されてる訳でもないよ僕は
ただそのさわやかな空気に
触れて惚れたきみへのココロを
やがて認めざるを得なくなる
間違いなく真っ直ぐ向かう
ため息も消える空間に
藤色シャツ
ジャケットを肩幅に寄せて
慌てて拾う落としたノート
秘密めいて嘘めいた
響く思いに詫びることもせず
厚かましいくらいに
このまま そうさ

進むよ
笑うよ
惜しむよ
きみを取り巻くぜんぶに
今更嫉妬して

少し頭痛 偏頭痛
気圧のせいにして
ほんとはきみによる
病(やまい)
やばい
病(やまい)
みたい
23/10/22 19:57更新 / DR-non



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