僕らに夜が訪れる
僕らに夜が訪れる

理由(わけ)もなく
音もなく
ただ色だけ変えて
風を連れて
時を流れさせていく
きみはまだ夢の途中
微睡(まどろ)みのなか
何も気づかない
何も聴こえない
確かなのは僕を
僕を心から愛している
それだけだ
言葉にすれば簡単なこと
僕は重く受け止めたい
きみと僕のこれまでを
もっと深く刻みたい
アナログ式でいい
デジタル化はしないでいい
きちんと心に刻みたい

枕に伸びるきみの髪
明日にはまた光に変わる

僕らに夜が訪れる
僕らに夜が訪れる
理由(わけ)もなく訪れる
音もなく訪れる
色だけ変えて訪れる
風を連れて訪れる
時は流れて訪れる
きみとまだ夢の途中
微睡(まどろ)みのなか
僕も気づかない
僕も聴こえない
確かなのはきみを
きみを心から愛している

ただ　それだけな夜