例えば きみの日常に
僕がどれだけの
割合を占めるかをグラフ化したら
6割は自信があるけれども
残りの4割は ちょっと
何も語れない
思いが描けない
そんな僕をきみは
ふざけていると笑うだろう

音のしない外の雨は
体に心に染みていく
やさぐれた気持ち
確かな記憶が
不確かな愛情に見透かされた 午後

どうか僕に
避けながら雨風は
この街を過ぎていって下さい
そうすれば きっといつもの
珈琲片手の時を
戻せるから