ポエム
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ルーティンワールド
きみの午後の隙間へ僕は滑り込んだ
高く揺れる空を
優柔不断な雲がなでている
時折差しこむ陽射しにきみは
眩しそうに笑う
虹色に光る睫毛の先の光の粒子は
今に繋がるこれまでを全部
全部知っていて ここへ
連れてきてくれたんだね

想像もつかない程の
溢れだす幸せの中に
今 足を踏み入れている
きみからのプレゼントは
それだけであたたかい
それだけで愛おしい
気の利いた言葉など
口にすることが出来ない僕は
いい大人だけど
シャイだと宣言しておこう
きみは今朝 僕へ渡すそれを
忘れないようにと 手にして
そして扉をくぐり ここへ来た
その思いが 僕は嬉しくて
一連の行動を 何度も思い描く
軟らかな時の中で
静かに始まっていく言葉は
これまでを ようやく乗り越える
僕は日常を 僕の手で変えていく
21/07/08 17:27更新 / DR-non



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