宇宙
マーブルの雲が拡がる空に
そっと僕は手を伸ばす
僕はどこへでも行ける
何にでもなれる気がしている
公園の水道水は ねじれて光り出す
最初で最後のその時に
息を止めるほど緊張して
若葉が揺れる隙間から
太陽に期待している
左手に触れる優しい思い
そこまで到達出来るのか
不安だけれども
のら猫の日向ぼっこのような
呑気な気持ちで 今に託している
思わず吹き出してしまいそうな
でも 甘い思い出
ずっと忘れることなどない
それで二度と出会うこともない
弱い雨にさらされて
くたくたになったスニーカーに
砂が振り返る
僕らを呼ぶ
次の電車を待ってみる
予想もつかない言葉も
胸を打つセリフも
全部が特別な
目が合う瞬間ですら
奇跡で 見逃したくなくて
それなのに照れくさい
波までたくしあげる裾に
やがて夏はくる
コールタールに照り返す日差しの
その向こう側も
虹色も風も道もみんな
僕らをすべて受け止める
僕らもそれらを受け止める
永遠に宇宙を味方につけて
僕のあとを きみはついておいで
そっと僕は手を伸ばす
僕はどこへでも行ける
何にでもなれる気がしている
公園の水道水は ねじれて光り出す
最初で最後のその時に
息を止めるほど緊張して
若葉が揺れる隙間から
太陽に期待している
左手に触れる優しい思い
そこまで到達出来るのか
不安だけれども
のら猫の日向ぼっこのような
呑気な気持ちで 今に託している
思わず吹き出してしまいそうな
でも 甘い思い出
ずっと忘れることなどない
それで二度と出会うこともない
弱い雨にさらされて
くたくたになったスニーカーに
砂が振り返る
僕らを呼ぶ
次の電車を待ってみる
予想もつかない言葉も
胸を打つセリフも
全部が特別な
目が合う瞬間ですら
奇跡で 見逃したくなくて
それなのに照れくさい
波までたくしあげる裾に
やがて夏はくる
コールタールに照り返す日差しの
その向こう側も
虹色も風も道もみんな
僕らをすべて受け止める
僕らもそれらを受け止める
永遠に宇宙を味方につけて
僕のあとを きみはついておいで