裏返しの言葉読む程 器用じゃないさ
誤魔化しもグレイも好みじゃない
髪も言い回しもストレイトで落として
シャットダウンする心は
これから飛躍する合図
きみはどこまででも
きみとどこまででも
飛び回ってゆける
長い草 金色に光る丘で
虹を背に写真をおさめよう
童顔なウサギみたいに
おどけてないできみは
そこに居るだけで十分綺麗だ

優し気な瞼に うっすら残る残像に寄せて
きみは また笑うだろう
あの頃の僕らを
笑い話にするだろう

届かない風船は赤
空に混じってマジック
ようやく気がついた僕らの過去
そこは素晴らしく 自由だった
きみを見つめる僕は 未知だった
無期限の思いになど 今だって
知らん顔で 風に吹かれる
そんな恋を 今しているよ
誰にも奪われない
誰にも従われない
それくらいが いい加減さ
それくらいで お似合いさ

光り出す道に 手をかざす
僕は 真夜中のプール泳ぐみたく
先頭にたどり着きたい
きみを呼ぶ 今は弱くても
いつか 驚かれなくなる
纏めた本を数冊かかえて
陽の差す回廊をゆくだろう
きみに愛を届けること 止めないだろう
そしてそれが案外容易い事を
やがて知るのだろう