「みんな〜〜！久しぶり〜〜！」
黄色い声と
懐かしい顔ぶれを見つけたら
張り詰めていた緊張が
一気に解れて行く

30年振りくらいに会う部活仲間

一瞬にして当時へとタイムスリップ
あの頃の思い出を
皆それぞれが語り始める
共通の思い出のはずなのに
あ〜だったのこ〜だったのと
曖昧な記憶を
パズルみたいに繋げ合わせて
それが可笑しくて可笑しくて
まだ1時間も経ってないのに　
笑い過ぎて頬が痛い


場所はホテル！
しかも
飲み食べ放題のブッフェランチ！
食べたいし飲みたいし〜〜
もっともっと話したいし〜〜
あぁ〜〜もぉ〜〜忙しいぃ〜〜〜！

　
懐かしい昔話が終わると
次第に現状報告から
今日までの人生の歩みを
各々が語り出す

独身を謳歌している人
羨むくらい素敵な生活を手にした人
辛い日々を過ごして来た人
苦労ばかりが堪えない人
バリバリなキャリアウーマンの人
私みたいに至って平凡な人
みんなそれぞれが違う環境の中
一生懸命生きていて
皆が元気でいる事が
何より一番嬉しかった

尽きる事のない会話に
時間は足りる訳もなく
楽しい時間はあっという間に過ぎ
次回も必ずみんなで会う約束を
熱く熱く交わし
週末花の金曜日
夕方帰宅ラッシュ時の駅に
一人二人と紛れて行った


さあ！私も帰ろう！
あれ？少し酔ったかな？
おぼつかない足取りに喝入れて
お迎えを待つ子どもの元へと急ぐよ

■作者メッセージ
とても幸せな一日でした。

明日からまた頑張れる〜〜(^^)/