優等生は殺せない
ダメ人間になりたい
優等生になる方法は、頭を使えば分かるのに、周りだって家族だって学校だって社会だって教えてくれるのに、ダメ人間になる方法は誰も教えてくれないんだ。
「へぇ、すごいね」なんて
無関心の「すごい」なんてどうでもいい。ああ!どうでもいい。
「バカじゃないの?」って言われた方がいい
でも言われ慣れてないから、言われたら腹を立てるに決まってるんだ
そんな自分も、冷めて内側から正しい外側を眺める自分も嫌いだ。
道を踏み外してない自分が、道を踏み外すのが怖いだけな自分が、ほら、そうやって逃げ道を作ろうとしている自分が。 自分が。。
モヤモヤ。自分の内側を踏みつけて踊る優等生。
ガサガサ。たまにたまにごくごくたまに、
腹から剣を突き出すように暴れるダメ人間。
ガツガツ。剣を踏みつけて吹き出す血と舞う外側の優等生。
ねぇ、本物はどこ??
今日は自分の中の優等生を殺せると思ったのに、シャワー浴びながら頭の中で20回は殺したのに、部屋に戻ったらやっぱり「自分」を殺せなかったからやめるよ。
いつか優等生のレクイエムを歌えればいいな