ポエム
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ポケットにはほっと珈琲



冷たい風が吹きつける

昨夜から急激に寒さが
加速してきた

悴んだ手を息であたためる

カサコソと 枯れ葉が
舞い落ちて

一羽の鳥が
バサバサっと飛び立った

下をみれば 草の上
カマキリがポーズを
決めている

昆虫は結構苦手だが
絵になるな

隣の家の ガレージを
開ける音

凍えて なきごえすら
あげられぬ

猫ちゃん

秋から冬へ向かう
鈍行列車は

ゆく

ささやかな
温もりを
連れて



24/10/21 07:24更新 / まさ



談話室



■作者メッセージ


木枯らしの吹く頃

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