ポエム
[TOP]
春への一歩


空に浮かぶ雲
自由なかたちで
3月のソラを泳ぎまわる

夜露にぬれる 地面
春を待ち焦がれた
花たちが その芽をぐんと膨らませ
今にも庭にその彩りを
披露してくれそうだ

次第に響きだすのは
4月間近の 春色ソナタ

小さく優しく
さり気なく 心地よい

飛び回るてんとう虫

隣で新聞を捲るおと

珍しくブラック珈琲を
入れて 
その香りを楽しむ

春は不思議だ
こころ
軽やかにしてくれる

やすらぎも与えてくれる

朝方着込んだセーターを
脱いで


玄関をでた







25/03/15 10:27更新 / まさ

■作者メッセージ

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c