春への一歩
空に浮かぶ雲
自由なかたちで
3月のソラを泳ぎまわる
夜露にぬれる 地面
春を待ち焦がれた
花たちが その芽をぐんと膨らませ
今にも庭にその彩りを
披露してくれそうだ
次第に響きだすのは
4月間近の 春色ソナタ
小さく優しく
さり気なく 心地よい
飛び回るてんとう虫
隣で新聞を捲るおと
珍しくブラック珈琲を
入れて
その香りを楽しむ
春は不思議だ
こころ
軽やかにしてくれる
やすらぎも与えてくれる
朝方着込んだセーターを
脱いで
玄関をでた
25/03/15 10:27更新 / まさ