探してる
生まれてから
今迄
思えば ずっと
なにかを探してる気がするな
ひとたび 出会っても
やっぱり なにかしっくりこない
再び 出会ったなら
不安さえ 覚える
それは
永遠のような
ながい旅
あるときは
空をゆく ユニコーンに乗って
夢うらら
あるときは
海を渡る オールを漕いで
さして泳げもしない
覚束なさが
体力を奪う
また
あるときは
そびえ立つ 山に
必死によじ登る
山の頂きから
みえた景色に
目を奪われ
過ぎた時を思う
そして今
ゆるやかで
穏やかな
ときの中
急ぐでもなく
歩いている
気負うことも
無理することもなく
今のありのままの
ボクで
漸く
楽しめるように
なった
道を歩むことを
心から
探してたのは
なんだろうか
あやふやになっていても
時を愉しむ
この時を