あなたと私の子供は欲しいに決まってる
でも もう 私には産めないの
どんなに どんなに望んでも
私はもう子供が産めない体
解ってるでしょう？
そんな私じゃ本当は嫌でしょう？
あなただって自分の子供が欲しいでしょう？

私はあなたの遺伝子を残したいの
あなたの遺伝子はとても必要だから…

それでもいいの？
本当にいいの？

私だって本当はあなたと一生一緒にいたい
でも あなたは いつかきっと
やっぱり自分の子供が欲しくなる
若い子と子供をつくりたくなる
その時 捨てられるのは耐えられないの
それが怖いの 怖くてたまらないの
それを解ってる？

どうしてそんなに優しい目をするの？

それでも私を受け入れてくれるの？

急に抱き寄せられ 強く抱きしめられた
涙が溢れ あなたの胸で思いっきり泣いた
涙を指で優しく拭ってキスをされ
指輪をはめてくれた

愛してる 一生君を離したりしない
愛してる 一生あなたについてゆく

笑顔いっぱいで 何度も 何度も
キスを交わしあった

■作者メッセージ
こんな時がきたらいいな…