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七夕の奇跡
とても幸せな夢を見た
高校生の頃 好きだった人の夢

高校一年生
彼は隣のクラス
クラブは一緒で 楽しく話してる
たまに ちょっかい出されて
はしゃいでる

授業の合間 顔をあわせると
声をかけてくれる

高校二年生
彼はクラブを辞めた

高校三年生
あたしは別の人と付き合った
彼は一年生の可愛い子と付き合った

それでもいつも
顔をあわせれば話してた

お互い好印象なのは
分かっていた…気がする…
あたしは…たぶん…
好きな気持ちがあった

卒業式
何人も人がいる中で
誰かが彼に告白した
彼は断り あたしに向かって
遠回しな言い方だったけど
必死に告白してくれた
あたしは嬉しさと恥ずかしさで
『それで?』
と言ってしまった
『俺がこんなに言ってるのにそれだけかよ!』
あたしは彼の元へ走りより
手を取って走りだし
『あたしも本当はずっと好きだったの』
顔を見合わせ微笑みあった

ずっと中途半端な好きが
本当の好きに変わった
両思いで恋が実った

そこであたしは目が覚めた
とても幸せな気持ち
現実には叶わなかった想いが
夢で叶った
あたしはしばらくこの夢に浸っていた

七夕の日の夢だったから
こんな夢が見られたのかな…



19/08/03 22:21更新 / 耶弓 (やゆ)



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■作者メッセージ
青春の幸せな夢

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