ポエム
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思い出
いつからだったかな。
君は私と話すのが好きって言ってて、よく私の話を聞いてくれたね。
君は私とご飯行くのが好きだからって、何かとご飯食べに行こうとしてたね。
君は私の声が好きだからって、毎日のように電話もしたっけ。

でも、いつからだったかな。
君はだんだん私の話を聞いてても、どこかつまらなさそうにするようになったね。
私とご飯を食べてても、目も合わせる事はなくなったね。
毎日電話してた事は嘘のように、もうLINEすら日に日に減っていったね。

楽しい日々があればあるほど、辛い時にはその思い出に縋るように思い出す。
あの時嬉しいと思わなければよかった、楽しい時間なんてなければよかった。そう思うほどに。

光にあたればそこに影ができるように、楽しいことがあれば辛いことも出てくる。
それは必然で、でもどこかそれに気づかないようにしてる。
いつまでも光の部分だけをみることなんてできない。

ありがとう。私に光を見せてくれて。
そして、さようなら。
21/10/13 00:45更新 / マカダミアナッツ



談話室



■作者メッセージ
恋愛は人を盲目にする。なんて有名な言葉がありますが、本当に誰かを好きになっている時、付き合っている時には気づかないことが多いと思います。逆に言えば気づいてるけど直さない、直せないなんてあるかもしれません。何処か当たり前に感じていて、でも当たり前じゃない。そんなことに気づけるような、そんな人になりたいですね。

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