冬茜
眠り続ける君
濃い霧に迷ったのか
心は無力にかきむしられ
抗うかのように ペンを執った
散らかって もつれて
やたらお喋りな手紙
そうやって 今日も終わる
冬茜 気が触れそうな私を
焼き尽くせ
明日はきっと青空で
破いた手紙は 風花に紛れ
君の横たわる窓辺に
運ばれるだろうか
夕日は泰然として 赤く
絶望と祈りの間でよろめく私を
歯牙にもかけない
冬茜 あの人に朝が来ますように
濃い霧に迷ったのか
心は無力にかきむしられ
抗うかのように ペンを執った
散らかって もつれて
やたらお喋りな手紙
そうやって 今日も終わる
冬茜 気が触れそうな私を
焼き尽くせ
明日はきっと青空で
破いた手紙は 風花に紛れ
君の横たわる窓辺に
運ばれるだろうか
夕日は泰然として 赤く
絶望と祈りの間でよろめく私を
歯牙にもかけない
冬茜 あの人に朝が来ますように