ポエム
[TOP]
冬茜
眠り続ける君
濃い霧に迷ったのか
心は無力にかきむしられ
抗うかのように ペンを執った

散らかって もつれて
やたらお喋りな手紙

そうやって 今日も終わる

冬茜 気が触れそうな私を
焼き尽くせ

明日はきっと青空で
破いた手紙は 風花に紛れ
君の横たわる窓辺に
運ばれるだろうか

夕日は泰然として 赤く
絶望と祈りの間でよろめく私を
歯牙にもかけない

冬茜 あの人に朝が来ますように
21/01/29 22:36更新 / 茜坂



談話室



■作者メッセージ
ダメダメな日があります。それでも、できるだけ上を向きます。

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c