ポエム
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恋をしていた
私は彼と 恋をしていた

色違いのコンバースを履いて

真夏の青空に駆け出した
絵日記のような八月

真冬の星を数えながら
山頂で浴びた流星群

夏の秘密基地に雪が積もり
二人 遊び疲れて眠るまで

私は彼と 恋をしていた

十九歳

無邪気さが剥がれ落ちれば

慢性的な寂しさに
やわらかな唇をあてがい

一過性の熱病には
冷たい肌を処方して

カーテンを開ければ
サヨナラが点滅していたのに

私達 二人 恋を続けていた
21/01/15 22:03更新 / 茜坂



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